山中野営場にてパイオニアリングをおこないました。スカウトハンドブックによると、パイオニアリングとは荒野や開拓地で暮らすような本格的な設備を作ることをいいます。今回スカウトが挑戦したのは信号塔というもので、高さ4メートル程の人が乗ることのできる工作物です。
パイオニアリングには危険がともなうため、入念な準備が必要です。スカウトは設計図、そしてミニチュアの信号塔を作り、自分達の復習の意味もこめて後輩にロープワークを指導しました。当日は山中野営場に1泊し、前日の夜は最終打ち合わせをおこないました。
本番ではなかなか計画通りにいかない場面も多々ありましたが、スカウトはその度話し合い、どこになにをすれば補強できるかを考え実行しました。そのおかげで見事信号塔を完成させることができました。スカウトは初めのうちは上に登ることを怖がっていましたが、慣れてくるとみんなスルスルと上に登ってその景観を楽しんでいました。
こんなに大きな信号塔も、仲間と協力すれば作ることはそこまで難しいことではないとスカウトは学んでくれたことでしょう。今回のパイオニアリングで安全の大切さ、そして仲間が手を合わせた時の力の大きさを改めて再認識できたのではないでしょうか。お疲れ様でした!