今年の春キャンプでは自転車ツーリングをおこないました。BS隊時代のサイクリングに楽しかった思い出があったスカウトが今回のキャンプを計画しました。
夜行バスで岩手の宮古駅まで行き、そこからスタートし、移動キャンプを繰り返しながら仙台を目指すというものでした。
スカウトたちは重い装備や起伏の激しさに苦戦しつつも走行距離を延ばしていましたが、なんどもタイヤのパンクに見舞われ、想定していた距離に届きませんでした。しかし、その都度パンクしたら自分で修理をおこない、荷物のパッキングを工夫し、勾配のキツい坂は歩いてでも前に進む姿はたのもしく感じました。
道中、東日本大震災の爪痕を見る機会もありスカウトたちにとってはよい経験になったのではないかと思います。VS隊指導者は震災直後に被災地で活動していたこともあり、いまの状況を見ながら当時の状況をスカウトに説明する機会がありました。
とにかく体力を使うプログラムでしたが、温泉でからだをほぐし、その土地ごとの名産などを堪能し、スカウトたちは英気を養いました。
結果的には計画通りにいかないことが多かった今回のキャンプですが、スカウトたちには、反省点を明確にしてこの経験を次回の計画にどのように生かすかを考えるよい機会となりました。